いただきますと山の神様のお話
みなさんが、ご飯を食べるときにいただきます!って言いますよね!しかも、手を合わせる人、いませんか??僕は自然と合わせています…
では、なぜ「いただきます」と言い、しかも、手を合わせたりするのでしょう。
「いただく」とは、穢れを防ぐこと。
まずひとつの理由は、『いただきます』は、「いただく」からきています。「いただく(頂く)」とは、大切なものを頭上にささげもち、穢れ(けがれ)を防ぐことなのです。頭の上にものをささげ持つとは、穢れを防いでいたのです。日本人は、非常に「穢れ」を嫌う民族で、「清い」ことを大切にするのです。
いただきますと山の神様
もうひとつ、農耕民族である我々日本人は、雨を降らせる山のてっぺんに、山の神がいると信じていました。そう、山の神様がいるのは、山の頂(いただき)なのです。ご飯を山盛りにして、その「いただき」を食べる。つまり、山の神から「いただき」を頂戴するということが「いただきます」なのです。
山の神がいるいただきを頂戴することにより、神の力を体に取り入れ、生命が強くなる。昔の日本人は、このように考えたのです。ということで、ご飯を食べるときに、私たちは「いただきます」といいます。穢れを防ぎ、(山の)神様にご挨拶しているのです。そして、私のように無意識に手を合わせる人は、このような昔からの日本人の風習によるのでしょう。
「いただきます」と言ったら、なんと答えますか?
ところで皆さん、皆さんの家庭では、「いただきます」と言ったら、なんと答えますか?
うちは、「はい」か「お上がりなさい」「召し上がれ」です。「いってらっしゃい」という家もありました。
「いってらっしゃい」を聞いたときに「えっえっ、どこに行くの(@_@;)」と思っていましたが、山の頂に行くのかもしれませんね(笑)
あなたの家の「いただきます」の面白い返答を教えてください。
あなたの家庭の「いただきます」を言ったときに返ってくるおもしろい言葉をお寄せください。ぜひお願いしま〜す。
「いただきます」のおもしろ回答はこちらまで。suehiro@sueki.jp
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