お雑煮って何で食べるの?
お雑煮を食べることは、お正月のメイン行事
鏡餅は、年神様への供え物で、年神様を移し取り、その霊力を頂き、新しく生まれ変わるための道具だったというお話を前回・前々回のメルマガでしましたね。
それでは、お雑煮とは何でしょう?どうして食べるのでしょう?
お雑煮を食べるということは、単なるお正月の朝ごはんではありません。
もともと、鏡餅と一緒に供えられた野菜や餅を、一つの鍋で煮て食べるというお正月の大切な「儀式」だったのです。
神様に供えたものを食べる、または、神様と同じものを食べるということで、その霊力をいただいていたんですね。そうです。お雑煮を食べることによって僕たちは新しく生まれ変わるのです。
だから、お雑煮を食べることは、お正月のメイン行事に匹敵するのです。
このように神様のお供えを人が食べ、神人共食することを直会(なおらい)と言います。したがって、お正月に限らず、祭りの後などに直会を行うこともあります。
この直会(なおらい)が、お雑煮の由来だとかの柳田国男先生が唱えています。
この説の根拠となっているのが、地域のお雑煮の呼び名です。
例えば、熊本県玉名郡や長崎県平戸市では、「ノーリャー」と、福岡県の一部では「ノウレェー」とお雑煮を呼んだそうです。これらの言葉が、柳田国男先生の説の根拠となっているのです。
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